こんにちは しんちゃんです。
先日「基礎工事完了報告書」が届きました(8月3日)。
いつ基礎完成するのかなと思っていた所、もう完成していたようでした(笑)
7月21日に基礎工事が完了との事でした。
基礎工事完了報告書は6ページほどの冊子で、写真と共にどのように基礎工事を行ったかなど書かれていました。
それからしばらくして、工事担当の方から初めての工事情報の電話がありました。
8月20~21日に土台施工予定、上棟は8月27日になる予定との事でした。
ついに本格的な工事が始まります。
ワクワクもするのですが、工事はどうしてもただただ見ているだけです。
参加をする余地もありません。
間取りを考えたり打ち合わせをしている時が一番楽しかったなと思います。
さて、家の工事がどのように行われるかを調べていると必ず出て来る「上棟」という言葉。
これから始まる本格的な工事で気になるのは上棟です。
一条工務店の施主様のブログやインスタなどを見ていてもよく上棟という言葉を見かけます。
ただ、私が調べて理解した上棟とは少し違うようでした。
今日は「上棟」についてや疑問点などについて書いていきます。
目次
家の完成までの間に行う2つの大きな行事の1つ
新築の家を建てる場合、完成までの間に2つの大きな行事があります。
1つは、私もどうするか悩みましたが結局行う事にした「地鎮祭」です。
そして、もう1つが「上棟式」です。
D担当からは、「上棟式はやりません」と言われていました。
工事担当の方に聞いても、「一条工務店では基本的に上棟式はやりません」と言われました。
地鎮祭も最近はやる方が少なくなってきた、昔よりは大分簡略化されている(私の地鎮祭がそうでした。すぐ終わりました)ので、上棟式もやらなくなっている場合が多いのでしょうか。
上棟とは?
そもそも上棟とはどういう事なのでしょうか?
「上棟」とは、家の建築において柱や梁など建物の基本構造が完成し、家の最上部で屋根を支える棟木(むなぎ)と呼ばれる木材を取り付ける事をいいます。
「棟木」とはまさに家の最上部(屋根の最上部)、
上の図の部分の木材です。
上棟は地域によっては、棟上げ(むねあげ)、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)と呼ばれる事もあるそうです。
昔からの構法である在来工法(軸組工法)では、上棟式を今でもやる場合が多いです(必ずやるのかな)。
在来工法(軸組構法)では木材を1本1本組み立てていくので、棟木を取り付ける作業が明確であり分かりやすいです。
では、一条工務店のようなツーバイシックス工法など、在来工法以外の工法ではどうなんでしょうか。
在来工法以外の工法の上棟
基本的には、在来工法以外の工法では上棟という作業はないようです。
確かに、一条工務店のツーバイシックス工法は木材1本1本ではなく、工場(フィリピン)で作成された柱と梁が引っ付いたパネルのような物をクレーンで吊り上げてポンポン組み立てていきます。
棟木も1本の木材ではなくパネルの1部になります。
棟木の取り付け作業がないので上棟がないという事になるのだと思います。
ただ、棟木という1本の木材ではなく、パネルと化した棟木部分に相当する部分を組み立てる作業を上棟とすれば、在来工法以外の工法でもこの作業を上棟と言えるのではないかなと思います。
このように考えれば一条工務店にも上棟があるようにも思うのですが、一条工務店のブログやインスタを見ていて不思議に思う事があります。
それは、基礎の上の土台が完成してパネルを下から組み立てる所から上棟と表現している事です。
「上棟が始まりました」「上棟から何日目」という感じで書かれています。
私が考える家の完成までの工事の流れは、
①基礎→②土台→③組み立て(上棟までの)→④上棟→⑤家の中の細かい部分や外装など→⑥家完成
という風に思っていたので、家の工事の経過を書くのなら途中の段階である上棟からではなく、組み立て(または土台)から何日目と書くのではと思います。
上棟とは家の最上部である棟木を取り付ける事なので、上棟式と言われるようにこの作業自体は1日で終わります(上棟は始まったら1日で終わります。式が何日も続くのは少し変です)。
棟木を取り付けるまでの柱や梁の取り付け(組み立て)自体は上棟ではありません(③の部分)。
これが色々調べていて一条工務店の上棟について1番不思議であり疑問点でした。
上棟をどのような意味で捉えるか
上棟は地域などによってその捉える範囲が違うようです。
上棟は棟木を取り付ける作業という1点で捉えるのではなく、組み立てから屋根が完成するまでの作業全体を上棟と捉える場合もあるようなのです(③~④までの部分)。
そのように考えると、先ほどの疑問点も解決します。
パネルを組み立て始める段階から上棟と捉えれば、「上棟が始まりました」、「上棟から何日目です」という表現をしているのも分かります。
ただ、この上棟の捉え方でも、上棟が完成してしまえばそこで上棟は終わりなので、組み立てから上棟までツーバイシックス工法ならば30日もかからないと思うので例えば「上棟60日目」というような表現はありえないと思います(おそらく家完成までを表そうとしているのだと思います)。
在来工法以外の工法では上棟というのがないので、「一条工務店では上棟式をやりません」という回答なのでしょう。
一条工務店で上棟式をやるならば、棟木にあたる屋根部分のパネルを取り付ける時にやるのだと思います。
最後に
上棟というのが何なのか、基準はどこなのかよく分からなく、ブログやインスタなど見ても不思議に思っていました。
「上棟始まりました」で1階の組み立ての段階の写真だったりするのをよく見かけたので、上棟は棟木の取り付けではないの?と疑問に思ったりどれが正しいのか分かりませんでした。
工事担当の方から、「8月27日が上棟の予定です」と言われましたが、
③の組み立て始まりなのか、④の本来の上棟の事なのかどちらなのでしょうね。
私はやっぱり上棟は棟木の取り付けだと思います(家の全体の形が完成する日という感じだと思っています)。
工事担当の方には詳しく上棟については聞いてないので、8月27日はどんな感じの工事なのか楽しみでもあります。
少し分かりにくいブログになったかなと思うのでまとめると、
- 「上棟」とは、家の建築において柱や梁など建物の基本構造が完成し、家の最上部で屋根を支える棟木(むなぎ)と呼ばれる木材を取り付ける事。
- 在来工法以外の工法では、上棟という作業はない。
- では、一条工務店でいう上棟とは工事のどの工程部分を言うのか。
- 上棟とは、組み立てからなのか(③~)。
- 上棟とは、棟木の部分を含む屋根部分のパネルを組み立てる時の事なのか(④)。
など上棟についての疑問などがありブログに書いてみました。
実際どれが正解というのはないのかもしれませんね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。