家を建てます!一条工務店i-smart

2019年9月に一条工務店と仮契約をしました。小さなi-smartを建てる予定です。家作りについて色々書いていく予定です。

「気密測定」立ち会ってきました!気になる数値は?

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こんばんは しんちゃんです。

 

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上棟から10日後の8月5日土曜日に「気密測定」がありました。

私が気密性について気になっていたので、「気密測定の時に立ち会いがしたいです」とお願いをしていて、普通なら平日に行われてもいいのですが土曜日にしてくれたみたいです。

一条工務店の気密性、C値(相当隙間面積)は0.59と公式には書かれていますがそれは平均であり、0.7以下ならば気密処理は合格という事なので実際我が家がどのくらいの数値になるかはとても気になる所でした。

 

C値は1.0以上ならいい数値と言えますが、高気密を謳っている工務店などではC値0.2前後の数値はよく見かけます(YouTube動画などでもよく公開しています)。

D担当や工事管理担当の方にC値についてお聞きしたら、「C値0.2なんて今まで見た事もないし無理だと思います」と揃って言われていたのでそこまでの数値は期待出来ないようなのですが、最低0.5以下にはなって欲しいと思っていました(それか一条工務店公表値の0.59以下)。

 果たして結果はどうなるのでしょうか?

今日は我が家のドキドキの気密測定について書いていきます。

 

目次

 

 

C値とは?

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気密測定をする事によってC値が分かります。

逆に言えば、気密測定をしないとC値は分からない事になります。

「モデルハウスではC値は〇〇なので同じような数値が期待出来ます」「この工法ならC値はいい数値が出ますので安心して下さい」など、気密測定もしないでC値は大丈夫と言い切る住宅会社もありますが、実際気密測定をしてみないと分からないので気をつけましょう。

 

C値については、過去に記事にした事もあるのですが、

 

www.shinchan-papa.com

 

C値とは、相当隙間面積の事です。

単位は、「㎠/㎡」です。

1㎡辺り何㎠の隙間があるのかを表します。

 

C値は、値が小さい程良いです。

このC値がいくつだと家にどのくらいの隙間があるのというのはイメージしにくいと思いますが、例えばC値が0.2だとします(単位は省略します。0.2はとてもいい数値です)。

1㎡辺り0.2㎠の隙間がある計算になります。

0.2㎠とは、1mm×2mmというすごい小さい隙間です。

もし30坪の家だとしたら、30坪は約100㎡なので家全体で「20㎠の隙間」がある事になります。

20㎠は、4cm×5cmの長方形の面積になります(2cm×10cmなどの長方形でもいいのですがより正方形に近い形で書いています)。

 

郵便はがきが、10cm×14.8cmの148㎠という面積なので、家全体で20㎠という隙間は相当小さいなと感じます(約7分の1以下の大きさです)。

 

一条工務店のi-smartの公式の数値が0.59なので、30坪の家ならば59㎠になり郵便はがきの約3分の1以下であり十分小さな隙間ではありますが、やっぱり数値は良い方がいいですよね。

 

C値について現在国の基準は存在しない

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最近は「高気密高断熱」という言葉をよく見聞きしますが、高断熱(U a値)の部分のみクローズアップしている住宅会社が多いですが、高気密(C値)も大切です。

なぜUa値ばかり主張している住宅会社が多いのかというと、C値については現在国が基準を示していないからです。

平成11年(1999年)制定の「次世代省エネ基準」ではC値が公表されました。

その時のC値は、寒冷地で2.0、その他地域では5.0という数値でした。

ものすごい隙間だらけの家にも感じますが、国の基準はこの値になります。

しかし、平成25年(2013年)の改正省エネ基準ではこのC値は削除されました。

D担当や工事管理担当の方も、よく「C値については国の基準よりもはるかに良い数値です」と言われますが、この数値は過去の数値であり現在はありません。

 

ZEH、HEAT20などの基準でもUa値について基準が書かれているだけでC値については書かれていません。

高気密高断熱と言いながら、C値については明確な基準がないのは不思議ではありますが、C値が重要という点は変わりません。

 

一条工務店の気密測定

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前置きが長くなってしまいましたが、先日の我が家での気密測定について書いていきます。

現場には10時少し前に到着しました(その時間に来て下さいとの事だったので)。

工事管理担当棟梁さんが居られました。

工事管理担当の方が気密測定をします。

 

気密測定には、「加圧法」「減圧法」の2種類あるようです。

  • 加圧法・・・家の中に空気を送り込む。
  • 減圧法・・・家の中の空気を外に出す。

このように測定方法の違いがありますが、一条工務店では「減圧法」を採用しています。

一般的には、減圧法で気密測定をする事が多いようです。

 

気密測定はこのような機械を使って測定します。

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奥側に設置してある機械で家の中の空気を外に出します。

強制的に家の中の空気を出して外から空気が入ってくる様子で気密性を測っているようです(家の隙間から空気が入ってくる)。

 

ここで疑問に思ったのは、他の住宅会社の気密測定との違いです。

一条工務店では、このように機械の空気を外に出す部分が(この機械の置いてある場所は、床下点検口です)に設置してあるのですが、他の住宅会社の気密測定ではこの空気を出す機械はに設置されています。

どの部分から空気を外に出しても関係ないとは思うのですが疑問ではあります。

詳しい理由は分からないのですが、他の住宅会社がほとんどに設置している理由は分かります。

それは気密性を重要視している住宅会社は「基礎断熱」が多いからだと思います。

基礎断熱なので床下も気密が取られているので、床から機械で空気を外に出しても正しい気密の数値を測る事が出来ないので窓に設置されているのだと思います。

一条工務店は「床断熱」なので、床からでも大丈夫なのですが窓でも大丈夫のはずなのですが、なぜ床から空気を出して測定するんでしょうね。

 

C値を重要視している住宅会社で基礎断熱が多いのは、気密性の確保のしやすさだと思います(それ以外にも色々理由はあると思いますが)。

基礎断熱なら基礎と家の駆体の接する面(線という感じです)の気密処理をすればいいので比較的簡単です(床断熱に比べたらです)。

それに対して、床断熱は基礎と家の駆体の接する面のみではなく床全体も気密処理をしないといけません。

 

空気を出している途中、息苦しくなったりはもちろんしません笑。

何分ぐらいかかったか忘れましたが、そんなに長い時間はかかりませんでした。

家の中を見学していたら終わっていました。

 

気になるC値の結果は?

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そして・・・

気になるC値の結果は・・・・・

・・・

・・

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「0.4」でした!

0.59よりは良い数値だったので安心したのですが、微妙な数値だなと思いました。

本当は、0.2ぐらいの良い数値がよかったのですが、工事管理担当や棟梁さんは納得の表情だったので「もう少し良くなりませんか?」と言いたい所でしたが我慢しました。

「国や県の基準よりは大分いいですよ」と言われていましたが、C値の国の基準は現在存在しないし、県独自でC値の基準なんてあるのかなと疑問に思ったのですが、他社ではYouTubeなどで気密測定をしていてC値0.1〜0.2という数値を出しているのをよく見かけますが、他社は全く気にしていないんでしょうね。

 

気密測定で残念だった事

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最後に、気密測定で残念だった事があります。

それは、全くドキドキ感がなかった事です。

どういう事かというと、私が現場に到着して気密測定を立ち会う時にはもう既に3回気密測定をしていたそうなんです。

到着したら工事管理担当の方から、「もう既に気密測定は3回実地しましてこの数値が出ています」と気密測定に立ち会う前から結果を聞かされました。

 

私の気密測定の立ち会うのイメージは、工事管理担当や棟梁もどんな数値が出るかドキドキしながらみんなで結果を待つという感じだったのですが、私の場合は既に結果が出ていて本当にこの数値なのかを確認する為にもう一度実際に測定するというやり方でした(気密測定を4回行った事になります。レシートも4枚になりました)。

結果が分かっているので、ドキドキ感なんて全くありません。

工事管理担当や棟梁は無表情です笑。

1番最初(1回目)の気密測定から立ち会いたかったですね・・・

私は時間に遅れた訳ではないので、私が到着してから始めて欲しかったなと残念に思いました。

 

最後に

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こうして無事に(残念ポイントはありましたが)気密測定は終わりました。

ドキドキ感が全くない気密測定の立ち会いでしたが、まあよかったです(本当に?)。

C値0.4という数値は悪くはないのですが、すごく良い数値でもなく微妙な結果ではありますが、一条工務店i-smartの公表値である0.59よりもいい数値ではあるので一安心です。

 

C値は経年劣化で年々悪くなっていくようですが、やっぱり新築時は納得いく数値がいいですよね(0.4は納得いく数値でもないですが)。

 

私のようなドキドキ感が全くない気密測定になる可能性もありますが、気密測定には是非立ち会った方がいいと思います。

皆さんは、現場で関係者の方々とどんな数値になるかドキドキワクワク楽しみましょう。

(ちなみに嫁殿は全く興味なしなので私1人で立ち会いしました)

 

最後までお読み頂きありがとうございました。