こんばんは しんちゃんです。
この土日新型コロナの関係もあり、ほとんど家で過ごしていました。
土曜日は食品の買い物に少し出掛けたのと、外で娘ちゃんと散歩、日曜日はずっと家でのんびりでした。
日曜日は外で散歩もしなかったのですが、さすがに娘ちゃんは外に出たいかなと思い、ベランダに一緒に出たのですが、やっぱり奥行き1マスのベランダは狭いなと感じました。
奥行き1マスのベランダは遊ぶような空間ではないと実感しました。
本当に洗濯物を干すためだけの空間です。
部屋干しをするのなら、奥行き1マスのベランダはいらないなと再認識しました。
広い空間がいいと思い4.5帖のルーフガーデンを作りましたが、果たして遊んだり活用する事があるのでしょうか?
家が完成して最初だけ遊んだりして、しばらくしたら誰も使用しない空間になってしまうのではという不安もあります。
まだ、家も完成していないのですが(笑)
というか、先月末に工事着手承諾の予定が新型コロナの関係で遅れていて、まだ図面なども全て完成していない状況です。
間取りを毎日眺めていると色々変更したい箇所が出てきます。
最終仕様確認はしましたが、まだ工事着手承諾をしていないので、間取りなど変更は出来ます。
少し変更してみたいなと思う箇所もあるのですが、どうなのでしょう。
D担当と設計士が怒りそうな感じもしますが(笑)
考え中です・・・
さて、前回i-smartとグランセゾンの「Ua値」、断熱性能の違いについて書きましたが、このUa値というのは非常に家の性能で重要になってきます。
今日は、断熱性能とUa値(外皮平均熱貫流率)について書いていきます。
目次
断熱性能について
5年程前に母親の実家のリフォームをした時に、1階のリフォームする部分を解体している時に、施工業者の方から「壁の断熱材のグラスウールが湿気などで下にずれ落ちているので家が寒かったんですよ」と壁の部分を見させてもらいながら説明をして頂いた事があります。
実際壁の中を見てみると、断熱材のグラスウールが下にずれ落ちていて壁がスカスカの状態でした。
この時は、こんなスカスカの壁なら寒いだろうなと思ったぐらいでしたが、リフォームをしてもらった部屋とリフォームしていない部屋を比べると全然暖かさが違う事には驚きました(引っ越しに時間的余裕がなかったので1階の水回り関係(キッチン・トイレ・洗面脱衣所・お風呂)しかリフォームしませんでした)。
このリフォームの断熱の仕方が内断熱なのか付加断熱までしてるのか(おそらく内断熱のみです)、どのような断熱材を使用しているのか、断熱材の厚さはどのくらいなのかは分からないですが、断熱の違いでここまで違いが出るんだというのにはビックリしました。
この時(5年程前)は断熱というのは家では重要なんだなと思っていましたが、最初自分が家作りを考え始めた時(去年です)にはすっかりその事については忘れていました(笑)
というか、昔は断熱についてはあまり重要視されていなかっただけで、今の家というのは断熱については当然にどの住宅会社でも同じような仕様だと勝手に思い込んでいました。
大手ハウスメーカーならなおさら断熱などしっかりされていると勝手に思っていたので、家の性能については何も考えずに、予算と見た目などデザイン重視で家作りを考えていました。
皆さんもそうではないでしょうか?
「性能」についてはどの家もそんなに大差がないと思っていませんでしたか?
よく聞いたりする大手ハウスメーカーなら当然性能も良いと思っていませんでしたか?
実際は、全然違いました。
日本の住宅は、先進国の中では最低レベルの性能です。
その最低レベルの性能の家を作ってきているのは、大部分は大手ハウスメーカーの各社です(今はだいぶよくなってきてはいますが、それでも他の先進国に比べれば低レベルです)。
一条工務店に出会うまでは、この家の性能という部分について深く考える事はありませんでした。
この点に気付かせてくれた一条工務店との出会いは本当によかったと思っています。
Ua値について
私も家作りを考えるまではこの「Ua値」というのは知りませんでした。
一条工務店の展示場で家の性能について説明されてから、自分で色々調べていく内に知るようになりました。
家の性能について最も重要なのは、「Ua値」と「C値」かなと思います(昔は断熱性能はQ値を使用していましたが、現在はUa値を使う事が多いのでUa値について書いていきます。今回はUa値について書いていくので、C値については次回書いていこうと思っています)。
まず、Ua値というのは、「外皮平均熱貫流率」です。
「U」というのが、熱貫流率で、「a」がアベレージ(平均)です。
家の外皮全体(壁・床・天井・窓・玄関など)からの外部へ逃げる熱量を平均の値です。
Ua値は家から逃げる熱だけではなく、外から入ってくる熱も関係してきます。
このUa値の数値が低い程、性能が良い事になります。
つまり、冬暖めた熱が家の外に出にくい、外からの冷気が入りにくい、
夏は冷やした空気が家の外に出にくい、外から暖気が入りにくい事になります。
Ua値の良い家のメリットは、
- 省エネであり、光熱費を抑える事が出来る。
- 結露を抑える事が出来る事で、カビの発生も抑制出来る。
です(デメリットは特にありませんが、建設コストがかかるという点です)。
家計にも優しいし、健康にも良いです(カビはアレルギーの原因にもなります)。
前回書きましたが、
国が住宅の低レベルに気付き、Ua値の基準を設定した事から(次世代省エネルギー基準)、大手ハウスメーカーもUa値はある程度は改善されてきています。
ただ、それでも国の基準に合わせたようなUa値であり、決して良い数値ではありません(次世代省エネルギー基準が0.46~0.87、ZEHが0.4~0.6であり、大体がZEHの基準ぐらいに設定しています)。
国の基準はあくまで基準であり、この基準は性能が良いという基準ではありません。
他の先進国でこのような数値での家の性能などないのではと思います(もっと良い性能の家が建っているという事です)。
HEAT20のG2グレード以上(0.26~0.46)が最低基準であり、G3グレード以上(0.20~0.26)が必要ではと思います。
C値については次回書いていきますが、国は基準すら設定していません・・・
こんな事で大丈夫なのでしょうか?
i-smartのUa値
i-smartのUa値は、0.25です。
ホームページなどで表記されている数値ですが、この数字は実際建てるi-smartの家の全部の数字ではないです。
なぜかというと、Ua値は平均値です。
外皮全体から逃げる熱量の平均なので、家の構造などで変わってきます(詳しい計算方法などはホームページなどでご確認下さい)。
外皮は色々な箇所がありますが(壁・床・天井・窓・玄関など)、一番Ua値に影響してくるのは「窓」だと思います。
熱貫流率が他の場所と比べて悪いのは「窓」だからです(玄関も熱貫流率が他の場所と比べると悪いですが、1つのみなので影響は少ないと思います)。
間取りによって、窓の大きさ、数などは変わってきます。
小さい窓、数を少なくすればもちろんUa値は良くなりますが、日射取得量などに影響してきますし、暗い家にもなってしまいます。
i-smartのUa値は0.25と言われていますが、実際の数値はどのくらいなのでしょうか?
C値については現場で実際測定するので分かりますが、Ua値も1軒1軒計算して提示してくれるのでしょうか?
今までD担当や設計士からUa値については聞いた事がないですが、我が家のUa値はどのぐらいなのでしょう。
気になりますね・・・
今度聞いてみましょうか(聞いてみて計算しませんと言われるのが心配ですが)。
まとめ
家の性能として重要なUa値。
この数値について意識されていない方も多いとは思いますが、一度家の性能について考えてみても面白いのではと思います。
家は一度建てたら、一生住むものだと思います(色々な事情により引っ越しなどしないといけない場合もありますが)。
日本の家の寿命は、平均30年と言われています。
欧米などに比べれば半分以下です(フランス・ドイツは60年以上、アメリカは70年以上、イギリスは80年以上とされています)。
だから、日本では家は数十年すれば資産価値がないと言われるのです。
これが日本では当たり前ですが、欧米などでは全然違います。
こんな短い寿命の家に数千万円もの住宅ローンを払っているのが日本の現状です。
日本もそろそろ家の性能について考えないといけないと思います。
Ua値が悪ければ、家の寿命も悪くなるのも当然です。
健康にもよくありません。
C値ももちろん重要です。
被害に遭うのは、住宅会社ではなく私たち施主側です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。