家を建てます!一条工務店i-smart

2019年9月に一条工務店と仮契約をしました。小さなi-smartを建てる予定です。家作りについて色々書いていく予定です。

あなたの床暖房は不凍液?水道水?

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こんばんは しんちゃんです。

 

一条工務店は「全館床暖房」が標準仕様となっております。

この床暖房は1本のつなぎ目のない長いホースに温かい水を流して家全体を暖めるのですが、その水には「不凍液」「水道水」と2種類あります。

最初は「そうなんだ」と特に何も考えたりした事はなかったのですが、「不凍液」は少しランニングコストがかかるようなので水道水がいいなとは思っていました。

我が家の床暖房は残念ながら「不凍液」という事で、不凍液について色々調べてみた事について今回は書いていきます。

 

目次

 

 

「不凍液」か「水道水」かの区分けの基準

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「不凍液」「水道水」なのか、この区分けはどのような基準なんでしょう。

曖昧な記憶なのですが、最初の頃にD担当に床暖房について聞いた時、「昔は全ての地域で不凍液を使っていたのですが最近は一部に地域を除き水道水を使っています」と言われて、私の家を建てる地域もそんなに寒い地域ではないので当然「水道水」だと思っていました(確か「私の地域はどうなんですか?」と聞いた所、「水道水です」と言われていたと思ったのですが・・・)。

ですが、先日の上棟24日目の時に棟梁さんと話していた時に、「この地域(県)は不凍液を使用しますよ」と言われました。

「あれ?」と思いD担当にも確認した所、不凍液か水道水かは「都道府県単位」で決まっているそうで、私の住んでいる県は不凍液なのだそうです。

 

てっきり、省エネ区分の地域(1〜8の地域区分)で分けているのかなとも思っていたのですが(例えば5地域より寒い所は不凍液など)、そうではなく「都道府県単位」でした。

私の住んでいる所は、同じ県内でも3地域から6地域まで分かれているのですが、全部の地域で不凍液が採用されるそうです。

私の住んでいる地域は「6地域」です(前は5地域でした。地域区分もちょくちょく改正で変化するようですね)。

寒さなどもほとんど変わらないすぐ隣の県では全地域「水道水」だそうです。

不思議な部分ではあるのですが、そうした区分けの方が分かりやすいんでしょうね(省エネ区分は変更があったりしますからね)。

 

不凍液とはなんなの?

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私はつい最近まで床暖房は「水道水」が流れていると思っていました。

不凍液が使用される地域だと思っていなかったのですが、そもそも「不凍液って何?」っていう疑問が生じてきました。

不凍液って漢字を見る限り、「凍らない液体(凍りにくい液体)」って感じなのは分かります。

水は0℃を下回れば凍りますから(0℃になったら必ず凍る訳ではないようなのですが)、確かに寒い地域では床暖房で流す水が凍ってしまっては使えないので、不凍液というのを水に混ぜるというのは分かります。

 

不凍液とは、水冷エンジンや住宅の暖房ヒーターの一部の内部を循環する冷却水の一種で、冬期において(寒冷地)凍結しないように作られた液体の事です。

不凍液は身近な乗り物である「車」で使われています。

その目的は、熱くなったエンジンを冷却する事です。

エンジンを冷却するだけなら水でも可能なのですが、冬0℃以下になると凍ってしまう欠点もあります。

それに、水は凍ると(氷になると)体積が増えるので水道管など(車だとラジエーター)が破裂してしまう事もあります。

なので0℃以下でも凍結しない不凍液が必要になります。

 

床暖房の場合は温めた水を流すので少し違いはありますが、冬に0℃以下で凍ってしまっては使えないので、床暖房にも不凍液を使用する事になります。

床暖房の不凍液は、主成分がエチレングリコールプロピレングリコールの2種類に分かれます。

一条工務店で使用されているのは「プロピレングリコール」なのですが、こちらは赤ちゃんのお尻拭きや医療用消毒剤として使用されていて、エチレングリコールに比べて有害物質が少ないようです。

 

プロピレングリコールとは、無色無臭のやや粘調な液体で溶剤として数々の優れた特徴を持った二価アルコールです。

注目ポイントは、毒性が非常に低く、人体にほとんど無害という点です(調べていると、発がん、接触性皮膚炎などの危険性があると書かれているサイトなどもありますが、明確な根拠はないように思えます。しかし直接飲んだりしてはダメです)。

 

一方、エチレングリコールも、無色無臭の粘性のある液体です(こちらも二価アルコールです)。

こちらは、車の不凍液としてよく使われています。

エチレングリコール中毒というのもあるらしく少し危険な感じもしますが、きちんと取り扱えば大丈夫だと思います(当然ですが飲んだりするのは絶対ダメです)。

 

一条工務店の床暖房では「プロピレングリコール」が主成分なので少しは安心出来ます。

(本当は水道水なのが1番なのですが)

 

不凍液のコストとお手入れ

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不凍液と水道水では、やっぱり気になるのは「コスト」です。

不凍液の場合、D担当に聞いた所、約10年程で不凍液の交換をしないといけないらしく、費用は約4万円程かかるようです(家の大きさなどでも費用は多少変わると思います)。

水道水の場合、約10年程での交換があるのか分からないのですが、交換があったとしても水道水なのでほとんどコストはかかりません。

約10年間で費用が4万円ならそこまで負担にもならないとは思いますが、もちろん費用が少しでもかからない方がいいに決まっています。

 

あと、毎年か2年に1度ぐらい不凍液の補充をしないといけないようです(水道水の場合もこの補充の手間はもちろんあります)。

これはなぜかというと、不凍液の水分が蒸発するからだそうです。

(水は100℃ぐらいで蒸発するように思っていたのですが、高温でなくても蒸発するようです。確かに昔メダカを飼っていた時、水槽の水が少なくなったりしました。)

 

不凍液は粘着性があるので水分が少なくなるとネバネバして不凍液がうまく家全体のホースの中を行き渡らないからです。

蒸発してもホースの中から逃げなければ水分量は変わらないのではとも思うのですが、水分が減るという事は何処かから水分が逃げている事になります。

一条工務店のホースは繋ぎ目がないので、残る水分の逃げ道は不凍液などを補充したりする入り口部分のみになります。

不凍液が水分量が減りネバネバしないように1〜2年ぐらいに不凍液を補充するようなのですが、その不凍液代がかかります。

一応、引き渡しの時に、余った不凍液を頂けるようでしばらくはその頂いた分で大丈夫なようですが、いずれは購入しないといけません(3000〜4000円ほどらしいのですが痛い出費でもあります)。

 

この不凍液の補充についてD担当に聞いて不思議に思ったのは、「補充は不凍液ではなくても水道水でも大丈夫です」と言われた事です。

水道水でも大丈夫なら、水道水をずっと補充すればいいのではと思うのですが。

毎年水道水を補充して不凍液の濃度が薄くなり、冬に凍ってしまっては困るのですが私の地域は雪もほとんど降りません。

今まで約4年程住んでいますが、道路がバリバリに凍っている事もありません。

不凍液が採用されるのは決まっている事なので仕方ないのですが、ずっと水道水を補充していってはどうなのかな?と思ったりします。

調べていると「不凍液を交換しないと暖房効率が下がる」というのを見かけますが、そもそも一条工務店の床暖房は水道水を温めてホースに流すだけでいいので、不凍液の濃度が低くなって影響してくるのは「水が凍りやすくなる(0℃で凍ってしまう)」という事だけなのではと思ってしまいます。

もしも、不凍液をずっと交換しないで使用しているとホースが悪くなるなどの影響が出るのなら交換した方がいいのですが、どうなのでしょうか。

 

あと、補充で気になるのは、毎年不凍液を補充していては逆にだんだん濃度が濃くなっていくのではという疑問です。

最初にホースの中に入っている不凍液と補充する不凍液の濃度は同じはずです(不凍液の余った分を頂けるという話だったので)。

ホースの中の不凍液の水分が少なくなり、水道水ではなく不凍液を補充したら、最初にホースに入っていた不凍液よりも濃度は濃くなってしまいます(濃度を最初の時と同じにするのなら、補充する不凍液は水などを加えて少し濃度を低くしないといけません)。

毎年毎年補充していたら、不凍液は濃度が濃くなりドロドロになってしまうのではないかと思うのです。

もしかしたら、そのドロドロになる(濃度が濃くなる)期間というのが約10年という事なのでしょうか?

 

最後に

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今回は床暖房のホースに流すのは「不凍液」「水道水」なのかという事での、私が感じた疑問点などについて書いていきました。

もし、水道水だったらこのように色々考えたりする事もなかったのになと思うのですが、不凍液について考えて事などなかったので、こういう機会ではないと色々調べたりする事もないのでよかったのかもとも思います(・・・いや、水道水の方が絶対いいでしょ!)。

 

あと、一条工務店の不凍液はピンク色らしいのですが、これは着色しているからです。

不凍液の主成分である、エチレングリコールやプロピレングリコールは無色の液体なので誤って飲んだりしないようにわざわざ着色しているのです(何も着色しなければ不凍液は水と同じ透明な色です)。

なぜ一条工務店の不凍液が「ピンク色」なのかは分かりませんが・・・

 

本当は、不凍液ではなく水道水がよかったですね。

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。